月別アーカイブ: 2016年10月

『おせっぺ とみおか 2016』第1回聞き書き研修

8月8日(月)~10日(水)におせっぺとみおか2016 第1回研修を八王子セミナーハウスにて開催しました。
おととしから始まった本プロジェクトも、今年度で3回目。今年度の参加者はリピーターも多く、「聞き手」として高校生、大学生など計4名の富岡町の子ども達が参加してくれました。対して「話し手」として、現在、福島県内と茨城県で生活されている富岡町民の4名をお迎えしました。その他にもサポートの学生や先生方、事務局のスタッフ等を含め、総勢20名で作品完成に向けて取り組んでいきます。(本プロジェクトについてはこちらをご覧ください。)

<1日目>
今回は、リピーターが多かったことから、知っている顔ぶれの久しぶりの再会に、研修の始めから和やかな雰囲気の中、「今年もはじまったな~」「さて、また今年もがんばろ~」と声を掛け合う子ども達の姿がありました。

研修ではまず初めに、代表の市村より、「おせっぺ とみおか」に込める想いを参加者に伝えました。改めてその想いを知ることで、「おせっぺ」や「聞き書き」に対して、特別な想いを持つことができました。

その後、昨年度の振り替えりを行いました。これまでに経験してみての改善点や苦労した点を出し、それに対して他のメンバーがアドバイスを行うワークショップ形式の研修でした。それぞれに抱える課題は異なりますが、お互いのやり方・うまくいった方法を共有しあうことで、「なるほど!」というものも見つけることができました。自分の意見を伝え合い、お互いに励まし合う聞き手の姿に、参加した大人は関心するばかりでした。

夕飯後には、話し手のみなさんも加わり、フリートークの時間を設けました。円になって、お互いの顔を見ながら、話し手のみなさんとの顔合わせも兼ねたおしゃべりの時間です。明日のインタビューに向けて、聞きたいことがますます膨らんだ時間となりました。

<2日目>
いよいよ1回目のインタビューです。事前に考えた質問や昨夜のフリートークから興味を持ったことを話し手のみなさんに丁寧に聞いていきます。「名前の由来は?」「なんでこの仕事に就いたの?」など、子どもたちの質問に、話し手のみなさんも1つ1つ丁寧に答えて下さいました。聞き手の子ども達にとっては、初めて聞く富岡町での話も多く、目を輝かせながら聞いている姿が印象的でした。

一方話し手のみなさんにとっては、これまでの人生を振り返る機会となったようです。これまで自分がやってきたことに誇りがもてたり、故郷に思いを馳せたり、日常の中で何気なく思っていたことを改めて立ち止まって考え、伝え、子ども達と一緒に言葉にしていただきました。
まだまだインタビューしきれない部分はたくさんありましたが、午後からは明日の研修に向け、参加者みんなでインタビューの書き起こしです。深夜まで作業は続き、みんなヘトヘトでした。

<3日目>
研修最終日。2回目インタビューに向けた準備に取り掛かりました。昨日書きおこした文章を今一度読み直し、改めて「話し手のみなさんが伝えたい事は何か」を考えながら、足りない情報を書き出していきます。話し手のみなさんの姿を頭に浮かべながら作業が続きます。そして研修の最後に1グループずつ発表をしました。話し手と聞き手の対話の中で生まれるこのおせっぺとみおかの作品。それぞれのグループで伝えたいことは様々ですが、どんな作品に仕上がるのか、今からとても楽しみです。

9月から11月にかけて、聞き手の子ども達はそれぞれ話し手のお家に訪問し2回目のインタビューを行っているところです。作品の完成に向け、みなさん頑張っていきましょう!

 

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text:『おせっぺ とみおか』事務局