原発避難の富岡町――子ども達の聞き書きで、帰れぬ町を守る

シモムラスイッチ
 先日の聞き書き研修で講師をしていただいた下村健一さんに、ご自身のサイト「シモムラスイッチ」で『おせっぺとみおか』を紹介していただきました。

それゆえに《おせっぺとみおか》は、他の聞き書き活動より格段に鮮烈なミッションを担っている。《何が失われたのか》を、しっかりと刻みつけること。その上で、何を《遺す》かではなく、何を《取り戻し》何を《やり直す》かを決めてゆくこと。だからと言って、気負ってはいない。語り手の大人達も、聞き手の子ども達も、過度な目的意識に縛られず、ただありのままの“地元どうし”、率直に語り、耳を傾けている。

「中学校のジャージを扱ってたよ」という衣料店の御主人に、聞き手の女の子の声が弾む。「あ、私、あの日それ履いたまま逃げたから、今も避難先でそのジャージ持ってます!」 プロのヨソ者ジャーナリストには、決してできないやり取りだ。



 この一文を読んだとき、すぐに聞き手の学生の顔、話し手の顔、そしてインタビューの様子がパッと思い出されました。何気ない会話の中に富岡町があふれている。それを積み重ねていくことが『おせっぺとみおか』の役割だと改めて感じました。

 その他のコンテンツも学習のヒントとなる記事が沢山あります。是非ご覧ください。



text:『おせっぺ とみおか 2015』事務局

広告