月別アーカイブ: 2015年9月

『おせっぺ とみおか 2015』 第1回聞き書き研修 – 3日目

 8月19日から21日の3日間で『おせっぺ とみおか 2015』第1回聞き書き研修を行いました。その様子を数回にわけて報告いたします。今回は、3日目の最終日です。(1日目2日目はこちら

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<3日目>
 いよいよ、最終日の3日目。今日は、文章の校正と整理方法を学びます。まずは練習問題を使って、インタビューを書き起こしした状態(質問と回答)の例題から、質問を取り除き、一人語りのスタイルにまとめていきます。

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 まとまった文章にタイトルと小見出しをつけ、ホワイトボードに書きだしました。語り手の言葉をタイトルに使ったりと、それぞれが工夫をします。読み物としてどんなタイトルが相応しいのか、小見出しによって、伝えたいことを上手く伝えたり、人に読みたいなと思わせることもできそうです。

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 その後、他の人がどのようなまとめ方をしたのかがわかるように、代表して二名に自分でまとめた文章を読み上げてもらいました。どのように整理していけば、読み手に上手に伝わるのか、語り手がより魅力的に映る文章になるのか。同じインタビューからまとめた文章でも、まとめる人によって出来上がりは違ってきます。それが聞き書きの面白さでもあります。

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 最後に、文章の校正の方法についての学習です。練習問題を使って文章の誤りや表現を統一したり、文字を合わせたり。これらの細かい作業も聞き書き作品を仕上げるために欠かせないものです。午前の研修はここまで。これで「聞き書きの手法」の講習はおしまいです。

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 午後からは、茨城大学の伊藤哲司先生のコーディネートで研修を振り返ります。“①気づいたこと、発見したこと、学んだこと ②足りなかったところ ③年度末になっていたい自分” を書き出して発表しました。沢山のことを考え、話し合い、学んだ3日間でした。最後に今後のスケジュールなどを確認し、第1回研修は終了です。

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 参加した聞き手、サポートの学生や先生方、みんなに新しい発見があり、とても充実した研修でした。これから子ども達は、9月から10月にかけて、話し手のお宅に訪問し2回目のインタビューを行います。そして、書き起こし・編集といったプロセスを通して、それぞれの「聞き書き」作品を完成させます。いまから完成がとても楽しみです!

text:『おせっぺ とみおか 2015』事務局

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原発避難の富岡町――子ども達の聞き書きで、帰れぬ町を守る

シモムラスイッチ
 先日の聞き書き研修で講師をしていただいた下村健一さんに、ご自身のサイト「シモムラスイッチ」で『おせっぺとみおか』を紹介していただきました。

それゆえに《おせっぺとみおか》は、他の聞き書き活動より格段に鮮烈なミッションを担っている。《何が失われたのか》を、しっかりと刻みつけること。その上で、何を《遺す》かではなく、何を《取り戻し》何を《やり直す》かを決めてゆくこと。だからと言って、気負ってはいない。語り手の大人達も、聞き手の子ども達も、過度な目的意識に縛られず、ただありのままの“地元どうし”、率直に語り、耳を傾けている。

「中学校のジャージを扱ってたよ」という衣料店の御主人に、聞き手の女の子の声が弾む。「あ、私、あの日それ履いたまま逃げたから、今も避難先でそのジャージ持ってます!」 プロのヨソ者ジャーナリストには、決してできないやり取りだ。



 この一文を読んだとき、すぐに聞き手の学生の顔、話し手の顔、そしてインタビューの様子がパッと思い出されました。何気ない会話の中に富岡町があふれている。それを積み重ねていくことが『おせっぺとみおか』の役割だと改めて感じました。

 その他のコンテンツも学習のヒントとなる記事が沢山あります。是非ご覧ください。



text:『おせっぺ とみおか 2015』事務局

『おせっぺ とみおか 2015』 第1回聞き書き研修 – 2日目

 8月19日から21日の3日間で『おせっぺ とみおか 2015』第1回聞き書き研修を行いました。その様子を数回にわけて報告いたします。今回は、その2日目です。(1日目はこちら

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<2日目>
 さて、運命の2日目!!今日は、「聞き書き」インタビューに挑戦する日です。朝食後、まずは「話し手」のプロフィールを見ながら、どのようなことを聞こうか、グループごとに話し合います。模造紙を広げ、付箋に聞きたいことを書いていきます。

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 「どんな人なのかな。」「どんな子供時代をすごしたのかな。」「どんな仕事をしているのだろう。」「私たちの知っている富岡町と、話し手の方の知る富岡町は同じかな。」いろいろな気になることが頭に浮かびます。話は尽きないけれど、そろそろもう時間。「さぁ、お話をたくさん聞くぞ!」と意気込んで各部屋へ移動します。

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 「本日はよろしくお願いします。」それぞれの部屋に分かれてインタビューが始まりました。おのおのの部屋でさまざまな話が飛び交います。富岡町で育っていても、まだまだ知らない町のことが沢山。聞き手や学生サポーターもお話に引き込まれていきます。

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 開始から約二時間、もっとたくさん聞きたいことはあるけれど、1回目のインタビューはこれでおしまいです。ペアの話し手さんと一緒にお昼を食べ、2回目のインタビューでお会いする約束をします。話し手の方との時間はあっという間。駐車場で話し手さんをお見送りしました。

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 午後からは、インタビューした内容をグループごとに振り返ります。まずは、どんなことが聞けたかを書き出して、発表します。それを受け、吉野先生、下村先生からインタビューの内容や、もっと突っ込んで聞いた方がよい話題などのアドバイスをいただきます。更にグループに戻って、今回、聞けなかったこと、2回目のインタビューで聞くことを確認しました。

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 最後に、インタビューを録音したものを聞きながら、一言一句書き起こしをする体験もしました。今日は朝から夕方まで頭をフル回転させましたが、インタビュー後のみんなの表情からは、安心と同時に、やり遂げた自信が感じられ、とても充実した様子でした。

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 夕食後のプログラムは、自由学習の時間に充てていましたが、研修も目一杯やったし、メリハリも大事だよねということで、全員参加の大UNO大会に変更し、みんなでわいわいと楽しみました。そのおかげか、子ども達の結束も更に強まったようです。よかった!(^^)/

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 明日は研修最終日です。 (3日目へつづく・・・)

text:『おせっぺ とみおか 2015』事務局